テスラとは?
テスラ(Tesla, Inc.)は米国のシリコンバレーに拠点を置く自動車メーカーで、EV(電気自動車)の開発・販売を行っています。
2003年にテスラは創業され、2008年に発売された「テスラ・ロードスター」は最先端のバッテリーテクノロジーと電動パワートレインで世界中の注目を集めました。
その後、2012年に「モデルS」、2015年に「モデルX」、2017年に「モデル3」、2020年に「モデルY」が発売され、2020年度の生産台数は50万9737台となっています。
テスラのCEOはイーロン・マスク(Elon Musk)です。
イーロン・マスクは、これまでに世界大手のインターネット決済システムであるPayPalやオンラインコンテンツ出版ソフトを提供するZip2を共同で創業し、売却しています。
また、民間で初めて国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行を実現させたスペースX(SpaceX)という企業のCEOでもあります。
テスラの筆頭株主でもあるイーロン・マスクは、テスラ株の高騰を受け2020年にアマゾン・コム(Amazon.com, Inc.)のジェフ・ベゾスを抜いて世界一の富豪に躍り出たことでも注目を集めました。
テスラ(TSLA)の株価
テスラの株価は「683.18ドル」(2021年3月19日時点)となっており、時価総額は「6400億ドル(約70兆円)」を超えています。
2020年、年初終値は「86.05ドル」でしたが、2020年の取引最終日には「705.67ドル」となり、1年で約8.2倍まで上昇しました。
また、2020年7月1日にトヨタの時価総額を抜き、自動車メーカーとして世界1位となっています。
現在では、日本に上場する全自動車メーカー9社の合計を上回っており驚異的な数字になっています。
今後の見通し
2020年急騰したテスラの株価ですが、2021年入ってからは低迷しています。
しかし、今後の電気自動車や自動運転車の市場拡大に伴うテスラの販売拡大には大きな期待がかかっています。
キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントは、テスラの株価が2025年までに「3,000ドル」に達すると予想しており、これが実現すれば、現在の発行済株数に基づく時価総額は「3兆ドル(約327兆円)」近くになります。
テスラの純利益(Net Income)や納車台数(Vehicle Deliveries)は順調に伸びており、まだまだ期待できる銘柄であると言えます。