コインベースとは?
コインベース(Coinbase)は米国のサンフランシスコに本社を置く仮想通貨の取引所です。
2012年に設立され、同年、銀行振込によるビットコインの売買サービスを開始しました。
2021年1月〜3月期(第1四半期)の決算報告によると、
・売上高:18億ドル
・純利益:約7億3000万ドル~8億ドル
・認証済みユーザー:5600万人
・アクティブユーザー:610万人
・第1四半期の取引高:3350億ドル
・取引所の預かり資産額:2230億ドル
(世界の全仮想通貨の11.3%に相当)
となっています。
CEOはブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)で、仮想通貨・ブロックチェーン業界の億万長者リストでトップになっています。
コインベース(COIN)の株価
コインベースは2021年4月14日、米NASDAQ市場に上場しました。
初値は381ドルで一時429ドルまで上昇しましたが、終値は初値より安い328ドルで取引を終了しています。
時価総額は初値時点で759億ドル(約8兆3500億円)に達しています。
日本トップのトヨタの時価総額は約27兆円だよ。
上場直後に8兆円とはさすがアメリカだね。
今後の見通し
上場直後なので、短期的にはどうなるかは分かりません。
ただ、コインベースが上場したことは仮想通貨業界全体にとっても大きなプラスになります。
マネロンやハッキング、詐欺などマイナス面もよく話題になる仮想通貨ですが、金融市場を規制・監督する米証券取引委員会(SEC)の上場審査を通過したことの意義は大きいです。
また、大手企業が続々と参入していることからも今後仮想通貨市場が大きくなることが予想されるので、必然とコインベースの利益も上がっていくでしょう。
1点懸念点を挙げるとすればビットコインETFです。
日本の取引所もそうですが、取引所での仮想通貨の売買は手数料が高いです。
ビットコインETFが承認された場合、取引所よりも安くまた、安全に仮想通貨を取引できるのでコインベースにとっては脅威となると考えられます。